ご自分が今、整理したい、手放したいと思われることの内容を、
明確化するためにお勧めしたい方法のひとつが、
「気持ちのポイントを書いてみる」ことです。
箇条書きでも、日記風でも、何でもかまいません。
過去に起こったこと、自分が感じたこと、
なぜそう考えたのか、それがあとで何につながったか、など、
思いつくままに、まずは書いてみると
「状況」「原因」「理由」「考えのパターン」「いつからそうであったか」など、
その内容について、さらに客観的なポイントも捉え直せます。
可能なら「ご自分の小さい頃」の記憶もたどってみて、
現在と比較したりすることも、参考になるかと存じます。
するとたとえば、ご自分で「あ、これがいけなかったかな」といった
気づきにつながることもあり、そこから新しい捉え方などが
見つかることもあります。
また、他者の助けを借りつつ、ご自分で答えを探される際に、
問題のポイントをお話されやすくもなり、
解決や手放しへとより近づきやすくなることでしょう。
答えは、ご自身のなかにもうすでに潜んでいて、
気持ち、意識として、気づかれるのを待っている状態だからです。
この「答えが自分のなかにある」というのは
宗教的な意味や、比喩で話しているわけではありません。
頭であれこれ理解するというよりは「腑に落ちる」、心が落ち着く、など
より感覚的に「そうだった」と思えるとき、その問題を手放すきっかけが生まれます。
そして「腑に落ちる」という形は、ご自分で
その感情や考えが受け止められる状態でないと、起こらないことです。
つまりすでに、ご自身がその感覚、気持ち、考え方を
本当は心の奥に持っておられたからこそ、
あらためて言葉にすることで「腑に落ちる」のです。
ですので自分のなかにある、というのは本当に「単なる事実」であり、
私はその整理のお手伝いをするに過ぎない、というわけです。
一例として下に、私が自分の「頑張りすぎる」という問題を
整理・意識化したときものを挙げておきます。
実際にはこれを、人の助けも借りながら、日記風の文章などで
少しずつ整理し、深く落とし込めていけたのですが、
ここでは経過もわかりやすくするために、後半はある程度省略しつつ、
箇条書き方式にしてみます。
文字の色が違うのは、あとから気づいた内容です。
まず黒文字の内容を書いて、それらのポイントをあらためて見つめる
→緑で思いつきを書き足してまた見つめる→赤でさらに書く
→足りなければ青も追加
→その流れから赤丸でポイントを囲み、次に、子ども時代の自分を見つめ直す
というような経過で、それぞれについて、ていねいに
思いつきを増やしていったイメージだとお考えください。
また、ご自身での整理に「マインドマップ(R)」という手法も
使えるかと思いますので、この例の下に情報リンクを張っておきます。
問題とテーマが明確化することで、何を解決し、手放すべきかが
自分で見えてくると、それだけでもまず、落ち着けますので、
よかったらやってみてください。
◎ポイント整理の一例
※画像がご覧いただけない方へ
PDF形式の書類が閲覧可能なら、こちらから書類をダウンロードできます
PDF形式が閲覧できない場合はすみません、こちらの画像をご覧になってください
機種によっては拡大できず、読みづらいかもしれませんがお許しくださいm(_ _)m
「マインドマップ(R)」については、こちらの記事でわかりやすく書かれていました。
やりたいこと、が例に挙がっていますが、ご参考までに。
ここの記事ももしかして、とくに携帯からは読みづらいでしょうか?(ノ_・。)
そうであったらお許しください。
◆アシタノレシピ さん
→ マインドマップで「やりたいこと」を芋づる式に洗い出そう!